+裏書庫+
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PRISONER 〜ルフィ |
Date: 2003-09-26 (Fri) |
「ちょっ、どこ連れてくのよ。ねぇ」
問いかけにも答えず、ルフィはナミの腕を掴んで歩き続ける。
「ナミ、ここに立ってろよ」
ルフィはナミの部屋に着いて、ようやく声を発する。
ナミを姿見の前に立たせると、後ろからその細い腰を抱きしめる。
耳元にルフィの吐息を感じた一瞬の後、耳朶はルフィの唇に挟まれていた。
「―――っ」
驚いて振り向こうとするナミをルフィは制止する。
「こっち、向くな。前だけ見てろ」
ナミの耳と首の間を、別の生き物のように蠢くルフィの舌。
上着を剥ぎ取り、半ば顕わになった胸を揉みしだいていくルフィの手。
いつもは見ることのないルフィの動きが、今日は鏡にはっきりと映し出される。
「あぁっ...や..やだっ、ルフィ...こんな..とこでっ...」
そんなナミの声を無視し、ルフィはナミの背骨のラインに舌を這わせる。
鏡からルフィの体は消え、両の腕だけがナミの胸の頂きに残る。
鏡に映る、1人喘ぐ自分の姿にナミはいたたまれなくなる。
「いやっ...恥ずかしっ、ああぁっ....」
ルフィが指先にきゅっと力を加えると、頭の後ろに痺れるような快感が走りナミの抗議は甘い喘ぎにかわる。
羞恥心とは快感を深めるものなのか、ルフィがナミの下着を取りさると、その後を追うように大量の愛液が太股へ流れ落ちる。
ルフィはナミの後ろで膝立ちになり、伝う液体を拭うように、太股からヴァギナを舐め上げる。
ぴちゃ・・・ぴちゃ・・・ぴちゃ・・・
「んっ...あっ...あぁ...」
ルフィの舌がヴァギナをかすめるたび、ナミの口から切ない吐息が漏れる。
「ナミ、ちゃんと前見ろよ」
ルフィはナミの中心に顔を埋めたまま、そう言うと舌をヴァギナへ差し込む。
「っあぁぁぁぁっ...」
差し込まれた舌は、うねうねとナミの膣内を押し、擦る。
―これは・・夢、じゃないよね...ルフィ、ちゃんといてくれてるよね―
ヴァギナに直接与えられる快感に躰は痺れるが、ルフィの姿がよく見えないことで、ナミの胸に急に不安がこみあがる。
「あぁっ...ルフィっ..お..願いっ、もう顔見せて...」
その言葉にルフィは、ナミを後ろ抱きにしたまま、自分の腰をおとす。
ナミの顔を自分の方に向けると、その唇を強く吸う。
ちゅく・・・ちゅ・・・ちゅっ・・・
2人の舌が、先程とは音色の違う水音をたてる。
ルフィは服を脱ぐと、硬い胸にナミを包み込み、耳元で囁く。
「ナミ、目そらすなよ」
と、ナミの腰を浮かせ、下からナミを貫く。
「あぅっ...うぅぅぅぅんっ....」
今まで差し込まれていた舌とは比べ物にならない熱と硬度。
押し広げられる快感にナミは酔いしれる。
「っつぅ...」
ルフィの口からも熱い吐息が漏れるが、次の瞬間には更に奥までナミを突き刺す。
「あぁん...おく..に..」
ナミを深く貫きながら、ルフィは大きく両足を開げ、更に秘部を指で広げ鏡の前に晒す。
ルフィの太股まで流れ落ちる愛液。赤く膨らんだクリトリス。そして、ルフィを呑み込むクレバス。
鏡には現実がそのまま映し出される。
「いやぁ...も...許してっ...」
恥ずかしさのあまり、ナミは顔をそむけようとするがルフィはそれを許さない。
「見ろっ、ナミっ、お前の中にいるのは誰だ?」
「ル..フィ..よ..」
「そうだぞっっ」
と言うと激しく突き上げ、腰の動きと合わせるようにクリトリスを上下に擦る。
ルフィの指がクリトリスに触れるたび、ナミの中はルフィを食い締め、互いに快感を与え合う。
「あぅっっ...ルフ...ィ、ルフィっっ...スゴっ、イッッ..いいっ.」
「俺..も、だぞっ..ナミ、ナミッ..俺だ、からなっ、これから先お前を抱くのは 俺だからなっ、ずっと...ずっとだ」
ルフィの腰の動きが激しさを増すと、クリトリスを擦る指も細かく、震えるように動く。
ぐしゅ、ぐしゅと音量を増す水音以上に2人の息づかいは荒くなる。
「もぅ..ダメぇっっ...イクっ...イッちゃうっ...あぁぁっ..」
ナミの声は切なさを増し、達する寸前であることを証明するように膣内はルフィを縛りあげ続ける。
「っあ...くっ...い、くぞ...ナミっっっ...」
「んぁぁぁ、くっ、いくぅっっ...」
自分の一番深い所にルフィを感じながら、ナミは意識を手放す。
閉じゆく瞳に最後に映ったのは、鏡の中の光景。
男は強く、強く女を抱き、女はきつく、きつく男に抱きしめられ・・・
―あったかい...今度は、夢?それとも―
目を開けることもできないほどの疲労のなか、夢うつつのナミの後ろから声が聞こえてくる。
―夢を見るのは仕方ねぇさ。けど目ぇ覚ましてから気にすんなよ―
...後ろから腰にまわされた腕に込められる力。
―だから...怖ぇ夢見たら1人でいるなよ。全部忘れさせる位、俺がお前を 抱くから―
...左肩に唇の感触。
―これからずっと、夢見るたび抱いてやるって―
まどろみの中、ナミはふと思う。
―だったら、怖い夢見るのもそう悪くないかな―
そう思えた自分に驚きと、おかしさを覚える。
―ふふっ、せっかくあいつらから解放されたと思ったら、今度はあんたに つかまっちゃったのね―
そしてナミは夢も見ないほどの、深い安らかな眠りに落ちていく。
―ありがと、ルフィ―
終
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