79.反旗を翻す <ルフィ+ナミ> | Date: |
「あぁ・・・・ソコ、イイっ!」
めいっぱい倒したデッキチェアにうつ伏せで寝そべるナミが、悩ましげな声をあげた。
ナミの細い腰の上にはルフィが跨っていて、せっせと身体を動かしている。
「これが気持ちいいのか?」
ん・・・とナミは恍惚の表情を浮かべている。
「アイツ等ん中で、アンタのが一番」
ゾロのは強すぎるし、サンジのはソフトすぎる。
ふーん、と大して面白くもないような表情でルフィは右手に力を込めた。
「あぁんv」
「おい、テメエ!」
一層艶やかな声をあげたナミの頭をゾロが小突く。んあ?と、すっかり力の抜けた顔を向けられ、ゾロは溜息をついた。
「あんまりややこしい声出すんじゃねェよ」
「何よ」
「間違って、サカっちまうかもしれねェだろ!?」
「アンタが?」
「違う!! ルフィがだ!」
何だ、とナミは肩を竦める。
「大丈夫よ。ちゃんとボディガードがいるから」
ナミの指した先ではサンジが胸を張っている。
「大っ丈夫! ナミさんの貞操は俺が守るぜ!」
だから、と途端にサンジはやに下がる。
「思う存分、イイ声出していいよぉ〜〜v」
と言うわけで、とナミは身を捩り、笑顔でルフィを見上げた。
「続きよろしく」
「おうよ!!」
これまた笑顔で応じたルフィは、再び拳でナミの肩を叩き始めた。
「あー、もうスッキリしたぁ!」
右の肩をグルグルと回しながら、爽やかな顔でナミは身を起こした。流石に疲れたのか、床に座り込んだルフィの麦わらを撫ぜ、ナミは礼を言った。
揉むにしろ、叩くにしろ、ルフィのゴムの手の感覚は絶品だった。
その手は、孫の手の先についているゴムの球体を思い出させる。それは、故郷から持ってこなかったことをナミが最も悔やんだ品だった。
「そんなに辛ェのか、肩凝りって」
「辛いわよ。頭も痛くなるし、気持ちも悪くなるし」
「そっか、大変だな」
肩凝りとは一生縁はないだろう男は、そう言いながら何気なくナミの胸元に両手を伸ばしてくる。
「そりゃ、こんな重たいもんぶら下げてたらそうだよな」
手のひらでたっぷりと乳房の重さを楽しみながら、ルフィは「ししし」と笑った。request
L to N. words:これが気持ちいいのか? by 鳥さん