Special Thanx illust 森アキラサマ

何だ?

起き上がれねぇ。

力が入らねぇんだ。

朝、無理矢理起こされた時みてぇだ。



・・・・・・朝、じゃねぇよな．．．今は。
俺達の船、でもねぇよな．．．ここは。


だって、お前がいない。



起き抜けのお前が好きなのに。

白いシーツに零れる長い髪も。
シーツからのぞく大きな目も。

それからお前は笑うんだ。

最初は顔だけ出して、少し恥ずかしそうに。
それから体を起こして、全身で、笑う。

俺はそれがすごく好きで―




あれ?

何でだ?思い出せないぞ。

お前の笑顔がすぐぼやけて泣き顔になっちまう。

あぁ、そうだ。

泣かせたのは俺だ。
さっきも泣いてたよな、お前。




泣くな―


少しだけ。

少しだけ休んだら俺はまた走るから―

もう泣くなよ、ビビ。

すぐ起きるから．．．．約束する。

約束だ。

七武海なんて目じゃねぇよ。

海賊王の約束だ―

勿論

信じるだろう?

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